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きゅうりを長持ちさせる保存方法って?長期保存のコツをご紹介!

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きゅうりはサラダや漬物、料理の添え物として幅広く活用されている便利な野菜です。しかしきゅうりは水分が多く、保存方法を間違えるとすぐに鮮度が落ちてしまうので長期的に保存できる方法が知りたい方も多いでしょう。

本記事では、きゅうりの保存方法についてご紹介します。冷蔵庫保存や冷凍保存、常温保存などさまざまな方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

きゅうりの特徴

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きゅうりとは、「黄瓜」が語源とされており、大きく完熟し黄色くなる瓜を未熟なうちに収穫したもののことです。みずみずしくさっぱりとした風味が特徴で、体を内側から冷やしてくれる夏野菜です。

サラダや酢の物、漬物など生で食べる以外にも炒めるなどさまざまな食べ方が楽しめます。食べる前に板ずりをするとアクが抜けて皮がやわらかくなり、見た目もよくなります。

ほかにも先端を切ってヘタの切り口にこすり合わせるとアクを抜けますよ。

スーパーで購入する際には太さが均一で、切り口がみずみずしいものを選ぶのがおすすめ。重みのあり、色艶がいいものであればよりよいでしょう。イボのある品種の場合は、イボを触るとチクチクするくらい尖っているものが新鮮なものとなっています。

きゅうりは95%以上が水分でできており、低カロリーで食物繊維やビタミンC、カリウムなどさまざまな栄養素が豊富に含まれているのも魅力。

一方で皮が薄く乾燥や冷気に弱いため、傷みやすい食材なので、きゅうりを長持ちさせるためには、適切な保存方法を行うようにするのが大切です。

きゅうりに含まれる栄養素

きゅうり100gあたりに含まれる栄養素は以下の通りです。

|栄養素|含有量| |エネルギー|13kcal| |炭水化物|3g| |タンパク質|1g| |脂質|0.1g| |食物繊維|1.1g| |β-カロテン|330μg| |カリウム|200mg|

きゅうりは脂質が少なく低カロリーながらも食物繊維やカリウムが豊富に含まれているのが特徴です。カリウムには利尿作用があり、体内にある余分な水分を体外へと放出する働きがあります。高血圧やむくみの解消も期待できるでしょう。

また食物繊維も豊富で腸内環境が整い便秘を防ぐ働きもあるので、積極的に摂取しておきたい栄養素となっています。体にうれしいさまざまな栄養素を豊富に含んでいるので、日々の食事に積極的に取り入れていきましょう。

きゅうりを冷蔵保存する方法

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きゅうりを保存する最も一般的な方法は、冷蔵庫での保存です。ただし、冷蔵庫にそのまま入れると乾燥してしまうため、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、きゅうりを冷蔵保存する際の手順をご紹介します。

1.ラップで包む

きゅうりを1本ずつラップで包む方法があります。これにより、水分の蒸発を防ぎ乾燥から守れます。包んだきゅうりは、野菜室で保存するのがおすすめです。

家庭の冷蔵庫によっては循環している冷気がきゅうりにとって冷たすぎることがあり、野菜室は適度な湿度と温度が保たれているため、きゅうりに適しています。

2. 湿らせたキッチンペーパーで包む

もう一つの方法は、湿らせたキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋やジップロックに入れて保存する方法です。この方法も乾燥を防ぐ効果があり、ラップよりも湿度を保てるため、長期間保存したい場合に適しています。袋の口はしっかりと閉じておきましょう。

保存期間

冷蔵保存での保存期間は、約1週間から10日程度です。ラップや湿らせたペーパーで包んでいても、日が経つにつれて鮮度は落ちていくため、早めに使い切ることが理想です。

きゅうりを冷凍保存する方法

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きゅうりは水分が多いため、冷凍保存には不向きとされていますが、加工方法を工夫すれば冷凍保存も可能です。

解凍した後は生のままで食べると食感が変わってしまうため、料理に使うことを前提とした保存方法です。ここでは、きゅうりを冷凍保存する方法についてご紹介します。

1.スライスして冷凍する

きゅうりを冷凍する場合はスライスするのがおすすめ。スライスしたきゅうりをキッチンペーパーなどで軽く水気を拭き取り、ジップロックや冷凍用保存袋に平らに並べて冷凍します。

きゅうりを凍結すると食感はシャキシャキ感が失われるものの、炒め物やスープなどの加熱調理に使う分には問題ありませんよ。

2.塩もみして冷凍する

もう一つの方法は、スライスしたきゅうりを塩もみして水分を抜いてから冷凍する方法です。塩もみによって余分な水分が抜け、冷凍後も比較的食感が残ります。冷凍したきゅうりは、解凍後に和え物や炒め物に使うのがおすすめです。

保存期間

冷凍保存での保存期間は、約1か月程度です。長期間保存すると風味が落ちるため、できるだけ早めに使い切るのを心掛けましょう。

きゅうりを常温保存する方法

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きゅうりは冷蔵庫での保存が一般的ですが、短期間であれば常温保存も可能です。ただし、夏場などの高温多湿の環境では傷みやすいため、注意が必要です。

保存方法

きゅうりを常温保存する場合は、乾燥や直射日光を避けるため、新聞紙や紙袋に包んでおくのがよいでしょう。また、風通しのよい場所に置くと、湿気がこもるのを防げます。とくに、朝採れたばかりの新鮮なきゅうりは常温でも数日間は十分に持ちます。

保存期間

常温保存での保存期間は、3日から4日程度です。気温が高いとそれ以上の保存は難しいため、早めに冷蔵庫に移すか、食べ切るようにしましょう。

保存食への加工もおすすめ

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きゅうりはそのまま保存するだけでなく、保存食に加工することで長期保存が可能です。漬物やピクルスなど、さまざまな保存食のレシピがあり、自宅でも簡単に作れます。

1.漬物にする

きゅうりの漬物は、昔から長期保存のために作られてきた定番の保存食です。塩漬けやぬか漬け、醤油漬けなどさまざまな方法がありますが、とくにぬか漬けは発酵食品として栄養価も高いのでおすすめ。

自宅でぬか床を用意すれば、きゅうりを漬けて数日間から1週間ほどで美味しい漬物が完成します。漬物は冷蔵庫で保存すればさらに長期間楽しめます。

2.ピクルスにする

ピクルスは、酢や砂糖、スパイスを使ってきゅうりを漬け込む保存食です。酢の力で殺菌効果があり、冷蔵庫で保存すれば数ヶ月持たせられます。ピクルスにすれば、サラダやサンドイッチのアクセントとしても使いやすくなりますよ。作り方も簡単で、スライスしたきゅうりをピクルス液に漬けておくだけで完成します。

保存期間

漬物やピクルスは冷蔵庫で保存すれば、数週間から数ヶ月程度保存可能です。市販の保存食よりも手作りのものは保存期間が短くなりますが、それでも新鮮さを楽しみながら長期間食べられるのがうれしいポイントですね。

きゅうりをカットした場合の保存方法

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きゅうりをカットした後は、保存方法がさらに重要になります。とくにカットした部分は空気に触れることで酸化しやすく、乾燥や劣化が進みやすくなります。

1.ラップでしっかり包む

カットしたきゅうりは、切り口をしっかりとラップで覆うことが必要です。ラップをしっかり密着させると空気に触れる部分を最小限にでき、乾燥や酸化を防ぎます。

ラップで包んだ後は冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。この方法であれば、カットしたきゅうりでも2〜3日ほど鮮度を保てますよ。

2.塩水に浸す

もう1つの方法は、カットしたきゅうりを塩水に浸して保存する方法です。塩水に浸すことで乾燥を防げるうえ、きゅうりのシャキシャキ感を維持する効果があります。保存容器に水を入れ、そこにきゅうりを入れて冷蔵庫で保存すれば、1〜2日程度は新鮮なまま保てます。

3.ピクルス液に漬ける

すぐに使い切れない場合は、きゅうりをピクルス液に漬け込むと保存期間を延ばせますよ。ピクルス液には酢と砂糖、塩、好みのスパイスを加えます。

これにより酸味と甘みが加わり、食べやすい保存食になります。ピクルスにしたきゅうりは数週間、冷蔵保存が可能です。

古いきゅうりを復活させる方法

保存していたきゅうりがやや元気を失い、しなびてしまった場合でも、簡単な工夫で鮮度を復活できます。きゅうりはその水分量が高いため、水分を補給することで再びシャキッとした食感を取り戻せるのです。

1.冷水に浸す

しなびたきゅうりを冷水に30分〜1時間ほど浸しておくと、水分を吸収して元気を取り戻しますよ。さらに、水に少量の塩や砂糖を加えると、より効果的に水分が吸収され、きゅうりのシャキシャキ感が戻ります。この方法で、サラダや生で食べるのもおすすめです。

2.氷水に漬ける

より短時間で復活させたい場合は、氷水にきゅうりを漬けるのもよいでしょう。氷水に10〜20分ほど浸すことで、急速に水分を補給し、シャキシャキ感が戻ります。すぐにきゅうりを使いたいときに便利なのがうれしいポイントですね。

きゅうりの栄養素を守るための保存法

きゅうりはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれていますが、保存期間が長くなるとその栄養素も少しずつ失われてしまいます。

ビタミンCはとくに空気や光に弱いため、きゅうりを保存する際にはできるだけ光を避け、密封できる状態で保存するのが栄養素を守るポイントです。

また、冷凍保存する場合は、加熱料理に使うのが前提となりますが、加熱によっても栄養素が多少失われます。そのため、冷凍保存する際にはなるべく早く調理し、栄養素が損なわれないうちに消費するのが重要です。

まとめ

きゅうりは冷蔵や冷凍だけでなく、常温や保存食への加工など、さまざまな方法で保存できます。それぞれの方法には適した期間と手順があるため、きゅうりの状態や使用するタイミングに応じて使い分けるのが大切です。

きゅうりは鮮度が命の野菜なので、保存期間にかかわらず早めに食べるのが一番。適切な保存方法を実践しながら、美味しいきゅうりを存分に楽しんでください。

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