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パンの種類ってどのくらい?それぞれの消費期限や魅力を紹介!

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パリッとした食感の「ハード系のパン」、「ふんわり甘い香りのソフト系のパン」「ハード系とソフト系の中間の食感を持ったセミハード系のパン」。消費期限や種類の違いもさまざまでどのような食べ方があるのか悩む方も多いでしょう。

本記事では、パンの種類からそれぞれの特徴、食べ方、保存の仕方までパンについての魅力をご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

パンの消費期限

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パンの消費期限は常温保存なら当日〜5日と幅広く、スーパーやコンビニで買ってきた、未開封ものなら製造日からおおよそ3〜5日が目安です。

一方パン屋で買ってきた食品添加物の入っていないパンは、1〜2日が消費期限です。これらは製造方法や使用される具材によって期限は異なります。

フランスパンなどのハード系のパンなら常温保存で3〜4日間ほど保存でき、食パンやロールパンなどのセミハード系、やわらかな食感が特徴のソフト系のパンは常温で3日となっています。

また具入りのパンは常温保存なら当日が目安で、その中でも生クリームや生の果実を挟んだパンは冷蔵庫での保存が必要です。

パンが作られる過程

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パンにはいくつかの種類がありますが、基本的な作り方は同じです。まず用意するのは「小麦粉(強力粉)」「塩」「水」「イースト菌」の4つです。強力粉に水とイースト菌を加え、塩を入れて十分に捏ねていきます。

次に生地を温かい場所に置いて「発酵」させ、成形をして焼き上げていくという工程になります。パンを作る上で非常に重要な工程があり、それは「発酵」です。

発酵とは、イースト(パンの酵母)がパンの生地内での糖分を分解すると炭酸ガスやアルコールが発生する現象で、この発酵によってパンがふんわりと膨らみます。

パンの発酵には「1次発酵」と「2次発酵」があります。1次発酵は、生地を長時間じっくり発酵させることによって小麦の風味と旨みを引き出すのが目的です。2次発酵は、パンをふっくらと焼き上げるために生地を最大限に膨らむまで発酵させていきます。

食感別パンの特徴

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パンの主な種類は以下の3つです。

  • ハード系
  • ソフト系
  • セミハード系

ここからは、それぞれのパンを食感別に解説していきます。

ハード系

香ばしい焼き色としっかりとした噛み応えのある、深い味わいのハード系パン。ハード系のパンには「バゲット」や円形型の「ブール」、生地に酸味や独自の風味がある「パン・ド・カンパーニュ」などの種類があります。

材料はシンプルで、「小麦粉」「酵母」「塩」「水」からできており、油脂や砂糖などを使わないのが特徴です。外側はパリッと中はふんわりとしてもっちりとした食感となっています。

材料がシンプルなので小麦の風味や旨みをダイレクトに味わえるのが魅力。そのまま食べるのはもちろんスープやシチュー、パスタなど食事と共に楽しめるでしょう。

ソフト系

ソフト系パンはふんわりとしてやわらかく、甘くてしっとりした食感が特徴です。主にバターや砂糖、卵や生クリームなどを使用したリッチな配合で作られており「菓子パン」ともいわれています。

また、そのままだけでなくハンバーガーやサンドイッチとしてボリュームのあるメニューとして楽しめる「ロールパン」などもソフト系パンの分類になります。

そのほかにもバターと卵をたっぷり配合した独特の形の「ブリオッシュ」や、カヌレのような形の「クグロフ」など卵を多く含んだパンもソフト系パンの仲間です。

セミハード系

セミハード系パンとは、その名の通りハード系とソフト系の中間程度の硬さが特徴のパンです。セミハードパンは外側がソフト系パンよりも少し硬めで、中はやわらかいのが特徴です。

セミハード系パンの主な種類は、「食パン」や「ベーグル」、コーングリッツ(とうもろこしの粒)が香ばしい「イングリッシュマフィン」、オリーブオイルなどを使用して作られる「フォカッチャ」などがあげられます。

ハード系パンのおすすめ3選

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シンプルな材料のみで作られるハード系のパンは、小麦の香りや旨みをダイレクトに味わえて、どのような食事にも合わせやすいでしょう。

ここでは、代表的なハード系のパン「バゲット」「カンパーニュ」「イギリスパン」についてそれぞれの特徴やおすすめする要素などを詳しくご紹介します。

バゲット

フランスパンの中で最もポピュラーで、スーパーなどでもよく見かけるバゲット。フランスパンというカテゴリにバゲットが入っており、フランス語では「棒」や「杖」を意味します。

材料は、ハード系ならではのシンプルな「小麦粉」「塩」「イースト」「水」で作られているものが多く、食感もパリッとしているのが特徴。そのままトーストしてパリッとした食感と鼻から抜ける小麦の香りと旨みを感じられます。

またバゲッドを薄くスライスして、クリームチーズを塗ったり、フレッシュトマトを乗せたりしてもおしゃれでしょう。

ハード系のパンはほかのパンと比べて長期に保存できるのも魅力。少し時間が経ったバゲッドを厚めにスライスし、パングラタンのようにしてもおいしく食べられますよ。

カンパーニュ

カンパーニュはフランス語で「田舎」という意味で、形はドーム型でずっしりと重く、食べ応えのある大きなフランスパンです。ほかのフランスパンとの違いは、小麦粉の他に全粒粉やライ麦を使用しているところ。

カンパーニュはもともと穀物や果物による発酵種を使用しているため、ほかのフランスパンに比べて独自の風味と酸味があります。最近ではパン酵母が普及してきているため、比較的マイルドな味わいのカンパーニュも出るようになりました。

カンパーニュは、噛めば噛むほど味わい深く、どのような食事にも合わせやすいパンです。フランスパン同様、薄く切ってジャムやパテを塗ったり、トマトソースにチーズを乗せてピザのようにしたりすると、お酒のおつまみにもぴったりです。

イギリスパン

イギリスパンとは蓋をせずに焼成した山型のパンのことです。日本では「イギリスパン」と呼ばれていますが、イギリスでは「ティンブレッド」と呼ばれています。

蓋をせずに焼成することで生地に含まれる水分が蒸発するため、食パンに比べサクッとした軽い食感に。また食パンに比べると発酵時間が長いため、多くの空気を生地が取り込み、きめの粗い焼き上がりになります。

イギリスパンを厚めに切ってトースターで温めた後、バターを塗ってからはちみつをかけるのがおすすめ。バターがパンに染み込み、はちみつの甘さと相性が抜群です。

ソフト系パンのおすすめ3選

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そのソフト系のパンの代表としてあげられるのが「ロールパン」「ブリオッシュ」「クロワッサン」です。ここからは、この3つのパンの特徴とおすすめの食べ方などをご紹介します。

ロールパン

やわらかい口当たりが人気のロールパンはバターや卵を練りこんで焼き上げ、ふわふわな口当たりと優しい甘さが特徴のパンです。ロールパンはそのまま食べて風味を味わうだけでなく、ジャムやバターを塗るとまた違った風味を感じられますよ。

また、具を挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。ロールパンの中にはレーズンロールといったパン生地にレーズンを練りこんだものもあります。ほかにも多くのバリエーションがあり、ソフト系パンの中でも非常にポピュラーなパンといえるでしょう。

ブリオッシュ

ブリオッシュとはソフト系パンの中でもバターをたっぷりと含んだ人気のパンです。ふわふわなやわらかい口当たりと芳醇なバターの香りが特徴で、ヴィエノワズリーと呼ばれるパン菓子の代表的なパンでもあります。

ブリオッシュは同じ生地でもいくつかの種類があり「ブリオッシュ・ア・テッド」と呼ばれるだるまのような丸い形のもの、パンの型に入れて焼成した「ブリオッシュナンテール」や三つ編み型に成形した「ブリオッシュ・トレッセ」などがあります。

ブリオッシュ生地は比較的塩味との相性が良いので、ハムやチーズなどを挟んだサンドイッチにすると、パンと具の食感の違いを楽しめるでしょう。

クロワッサン

クロワッサンはフランス語で「三日月」を意味し、たっぷりのバターをパン生地で包み込み、何層にも重ねて巻き、焼き上げたパンです。食感はサクッとして口の中でホロホロと崩れていき、芳醇なバターの香りが口一杯に広がります。

クロワッサンを作る作業は非常に難しく、バターを溶かさないように生地を伸ばして包みを繰り返すという独自の作り方で、以前では熟練した職人しか作れませんでした。

しかし現在では機械が普及し大量生産できるようになったため、比較的高級であったクロワッサンを手軽に食べられるようになりました。クロワッサンとよく似たデニッシュとの違いは「生地の甘さ」です。

クロワッサンのおすすめの食べ方は、そのまま食べるのはもちろん野菜やハム、チーズを挟んでサンドイッチにしたり、フレンチトーストにしたりするのもおすすめです。

パンは冷凍できる

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常温では期限の短いパンですが、冷凍保存は可能なので長期的に楽しめますよ。パンは冷蔵保存してしまうと水分が抜けて乾燥したり、硬くなったりします。冷凍保存であれば瞬間的に凍らせることによりパンのおいしさをそのままキープできますよ。

パンの種類によっては冷凍できるものとできないものがあります。冷凍ができないパンは、具が入っているパンで、その中でも食感が変わってしまう「イモ類、ゆで卵、生の果実や生クリームなどが入ったパン」です。

ただし、加工して潰したイモ類やゆで卵の入ったパンの場合は冷凍してもおいしく食べられるでしょう。

パンの冷凍方法は密閉袋にパンを一つずつ入れ、そのまま冷凍庫に入れます。パン屋で購入したものや開封後のパンなら、ラップなどでぴったりと包むとよいでしょう。焼き立ての場合は完全に冷ましてから冷凍してくださいね。

解凍は、自然解凍がおすすめ。カレーパンなど水分の多いパンは500wの電子レンジで20秒、もしくは冷蔵庫で1時間ほど加熱し、半解凍してからアルミホイルを被せ5〜6分程度トースターで温めるとよいでしょう。

まとめ

毎日の食卓に彩りを与えてくれるパン。パンの大まかな賞味期限は1〜5日と幅広いですが、パンの種類によっては2週間もおいしさをキープしながら食べられます。

パンの種類は「ハード系」「ソフト系」「セミハード系」があり、それぞれの特徴によって異なる味わいを楽しめるので、自分好みのものを見つけてみてくださいね。

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