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とんかつが赤い・ピンクなのは生焼け?中まで火を通す方法も紹介

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和食の定番でもあるとんかつは、お肉に下味をつけて衣をつけて揚げるだけで、そんなに手間もかからない家庭料理として人気の逸品ですよね。

でも…いざとんかつを食べようと思ったら、中に火が通っていなくて生焼けだったけどお食べてしまった…なんてこともあり対処法に困りますよね。

そこで今回は、とんかつが赤い・ピンクなのは生焼け?中まで火を通す方法も紹介していきます!

とんかつが赤い・ピンクなのは生焼け?

さっそくですが、とんかつを切った時に中が赤い・ピンクなのは生焼けなのかご紹介していきます。

とんかつが生焼けなのかを見分ける方法は**、**切ってみなければわからず、見た目からはわからないのですが、**中が赤いのはともかくピンクだと本当に火が入っているのか?**悩んでしまいますよね。

それでは、とんかつが赤い・ピンクの時の状態をそれぞれ詳しく紹介していきますね。

とんかつが赤い時は大丈夫

とんかつが赤い時は大丈夫なのかというと、赤い状態でも火が通っている場合もあるので一概には生焼けだとは言えない場合もあります。

豚肉の殺菌温度は、一般的に中心部は75℃で1分で殺菌することが出来ますので、この温度と加熱時間を守っていれば、例え中が赤く見えても日が入っているということになります。

また、お肉は断面が酸化されて赤く変色することもありますが、もしとんかつが赤くて気になるようでしたら、再加熱することをおすすめします。

とんかつがピンクの時は大丈夫?

とんかつを切った時に薄くピンクがかっていても、肉汁が溢れてきているようなら中まで火が通っていることになるので、食べても問題ないですよ。

ただし、あからさまに生っぽいピンク色の場合は、中まで火が入りきっていない場合が多いので、再加熱してせめて薄いピンク色になるようにしてくださいね。

また、家でとんかつを揚げる場合におすすめの料理人の友達から教わった「揚がりの確認」という方法があるのでご紹介しますね。

揚げ物全てに使える「揚がりの確認」

とんかつを生焼けでなくしっかり火を通すためには、揚がりの確認をすることがおすすめです。

その方法はとても簡単で、菜箸で揚げ油の中にあるとんかつを挟んで油から上げた時、**バチバチっとした振動が菜箸から伝わってきたら中まで日が通っている=生焼けではない。**という一つの確認方法になります。

そして、油から取り出したらバットの上で2~3分放置し、予熱で中まで火が通りとんかつの生焼けを防ぐことが出来ますよ!

これはとんかつだけではなく、唐揚げにも使える方法なので、是非揚がりの確認をするようにしてみてくださいね。

火が通っていないとんかつを食べてしまった時の対処法

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火が通っていないとんかつの生焼けを食べてしまったら食中毒になってしまうのでしょうか?

はい。残念ながらその可能性はあるのです。

というのも、豚肉には、生で食べてしまうと**E型肝炎ウイルスに感染してしまったり、サルモネラ菌や、寄生虫などの感染リスクもあるのです。**豚肉の中に菌がいっぱいです。

しっかり加熱すれば大丈夫なのですが、火が通っていない生だと食べてしまったのならとても危ないのです。

もし万が一食べてしまうと、お腹が痛くなったり、下痢を起こしたり、熱が出てしまったりすることもあるので注意が必要です。

7日以内に症状が出る可能性も…

豚肉の場合、だいたい食べてから7日以内に食中毒の症状が出てくるので、食後7日いないは様子をみるようにしましょう。7日過ぎても何もなければ、大丈夫なので安心してくださいね。

生焼けに気づかなくてうっかり食べてしまって心配な時はすぐに、病院に行くほうが良いでしょう。

生焼けの豚肉は食中毒になる可能性がたくさん入っています。だから生では絶対に食べてはいけませんよ!自宅で作る時は、しっかり火を通すようにして注意してくださいね。

また、とんかつと並んで家庭料理の定番でもある、炊飯器で作るローストポークも実は食中毒の危険を伴っているので、しっかり温度管理して料理をする必要があります。

とんかつの生焼けを防ぐ揚げ時間

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とんかつが生焼けになる時は、豚肉が厚い時と、油の温度が高すぎる時に起こりやすいのです。揚げる温度をしっかり調節して揚げる必要がありますよ。高すぎると、外だけ一気に火がとおって、中まで揚げる前に焦げてしまうのです。

しっかり中まで火が通ったとんかつは油の上に浮いてきます。浮いてくれば、ほぼ生焼けになっていることはありません。

揚げたとんかつの中心をお箸などで刺してみて赤い汁が出てこなければ大丈夫です。

目安としては、油の温度が180度で、6分から7分ぐらいあげればちゃんと火が通ると言われています。5分ぐらいでも大丈夫な場合もありますよ。

  • 油の中でお肉が完全に浮いているのは中まで火が通った証拠。
  • 揚げたとんかつの中心をお箸でさして、赤い汁が出てこなければ焼けている。
  • ほんのりした赤色になっているのは焼けている。

これらを確認するようにして下さいね。

お店のピンク色のとんかつは生焼けではない?

また、お店で買ってくるものは、切った断面がうっすらピンクになっていることもありますよね。一瞬これって火がちゃんと通ってないのでは!?って思うかもしれませんが、その場合は大丈夫なのです。

とてもジューシーで美味しくて。お店で作られている豚肉は、しっかり火が通っているのでピンク色や赤色になっていたとしても生ではないのです。

だから安心して食べることができます。

ですが、家庭で作った時の赤色は、完全に生です。それはしっかり火を通していない証拠になるので、ちゃんと火を通さなくてはいけませんので注意して下さいね。

とんかつの生焼けの対処法はレンジがおすすめ!

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とんかつを注意して揚げていても、やっぱり上手に揚がらず、生焼けになっていたなんてこともあると思うのです。そんな時の対処法をお伝えします。

とんかつは切るまで、生焼けか火が通っているか、見分けがつきませんよね。外側は美味しそうに焼けているのに、中はまだ赤かったなんてこともあるのです。

そんな時は、電子レンジが大活躍しますよ。

もう一度揚げても良いですが、切ってから2度揚げしても味が落ちてしまったり、固くなったりしてしまい、美味しさも半減してしまいます。

やり方はこちら。

  1. お皿に生焼けのとんかつをのせる。
  2. ラップをかけないでそのまま電子レンジに入れる。
  3. 20秒間かける。
  4. 火が通ったか確認してから、まだ赤い時は、さらに10秒かける。

あまりかけすぎると、水分が飛んでしまって固くなってくるので注意しながら電子レンジをこまめにかけてくださいね。

ラップをつけると水っぽくなって衣がシナシナになってしまうので、かけない方が良いですよ。

とんかつが生焼けにならない揚げ時間

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とんかつが生焼けにならないようにするにはどのようにしたら良いのでしょうか?

次のポイントをしっかり押さえて揚げると良いですよ。上げ時間は180度の温度で6分から7分。この時間が生焼けにならない揚げ時間と言われています。

  • お肉を厚く切らない。

  • 油をたっぷり入れて揚げる。

  • 180度の温度に温める。

  • 6分から7分しっかり揚げる。必ずひっくり返して両面あげる。(面3分、裏3分)

  • いっぱい入れすぎて揚げない。1枚から2枚程度。

という点を守ってあげると良いですよ。そうすればとんかつが生焼けになることはありません。

お肉をいっぺんに入れてしまうと、それだけ油の温度も下がってしまうので、余計時間がかかってしまったりうまく揚がらないということもあるので注意してくださいね。

もしそれでも心配という時は、あらかじめ豚肉を茹でて下処理をしてから衣をつけて揚げる方法があるのです。下ゆでをしているので、生焼けになる心配もなくなりますよ。どうしても心配な時は、この方法もオススメです。

まとめ

今回の記事では、とんかつの生焼けの見分け方!火が通っていない物を食べてしまった時の対処法も!紹介してきました。

とんかつは**、豚肉を使って作ってあるので、しっかり火を通す必要がありますよ。**

生焼けのものを食べてしまったら、食中毒を起こす可能性もあります。食べてから7日以内に症状が出るので気をつけてください。気づかずにたくさん食べてしまった時は、すぐに病院に行くことをオススメします。

生焼けにしないポイントは、

  • 厚めのお肉にしない。

  • 揚げ油の温度を180度にして6分から7分しっかり両面加熱する。

  • 1度にたくさん入れて揚げない。

ということに気をつけて揚げてくださいね。

多めの油でしっかり浮いてくれば、ほぼ確実に火が通っています。もし、火が通っていない時は、電子レンジで温めて揚げると良いですよ。

美味しいとんかつ。ポイントをおさえてしっかり火を通して美味しく食べてくださいね。

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