ふっくらとしたおいしいパンを作る時、欠かせないのがイースト。最近では、自宅でパンを作る方も多いですよね。
イーストにも、生イーストなど種類がありますが気軽に使えるのが「ドライイースト」です。そんなドライイースト、使うのを忘れて置きっぱなしで気づいたら賞味期限が切れていたなんてことありますよね。
我が家も、子供が小さい頃はよくパンを作っていたのでドライイーストを常に置いていたのですが、久しぶりに作ろうかと賞味期限を確認したら切れていました。
今回は、ドライイーストの賞味期限が切れていても使えるのか、をご紹介します。
賞味期限切れ2年のものは使ってもいいの?そして、もしも3年以上過ぎたら使えるの?
また、気になるドライイーストの上手な保存方法も一緒にご紹介していきますのでチェックしてみてくださいね。
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ドライイーストの賞味期限切れ2年のものは使える?
「ドライイースト」は、予備発酵もいらず材料と混ぜるだけで簡単に使えます。そのため、初心者がパン作りなどを楽しむ上でとても使いやすいですよね。
そんなドライイーストの賞味期限は、メーカーなどによって様々ですが「未開封」なら約1年ほどの物が多いです。
ちなみに、開封後は正しく保存した場合約半年ほど問題なく使えちゃいますよ。
でも、2年も賞味期限が過ぎたドライイーストって使えたりするのでしょうか?
パンを作ろうかな、と思っていたけどうっかりドライイーストのことを忘れちゃってたなんてこともありますよね。
そもそも、賞味期限は「この期間なら美味しく食べれるよ、使えるよ」ということ。また、余裕をもって設定されている事も多いので、期限切れだからすぐに使えなくなるわけでもないのです。
賞味期限が半年以上過ぎたら要注意!
ドライイーストの場合、この賞味期限が「数か月」過ぎていても問題なく使える事も多いですよ。しかし、注意してほしいのは「半年以上」経ったものだと本来の発酵パワーが低下しているかもしれないのです。
そのため、2年も過ぎていると発酵パワーが低下していて上手くパンが膨らまない可能性があります。もし、使いたい場合は次の方法で「発酵パワーチェック」をしてみてください。
30℃のぬるま湯(100cc)に、砂糖(小さじ1)とドライイースト(小さじ1)を混ぜて常温に10分放置します。
すると、発酵パワーがあれば「泡立ち」ますし、低下しているなら「泡立たず、下に沈殿」した状態になります。
発酵パワーが弱ったものを使う場合は、ピザなどの膨らまなせないレシピに活用してみてはいかがでしょうか?ぜひ、使う前には発酵パワーチェックをやってみてくださいね。
ドライイーストの賞味期限が3年以上過ぎたものも使えるか調査!
2年賞味期限が切れたドライイースト、発酵パワーチェックをすれば使える事も多い事がわかりましたが、では、もしそれ以上の期限を過ぎていたら?
ドライイーストの賞味期限が3年以上切れていた場合、使う事ってできるんでしょうか?使えるなら、ありがたいですし、3年以上賞味期限が切れていても使えるのかどうかを検証していきましょう。
膨らむかの発酵パワーチェック!の前に、ちょっと待ってください。
本当に使えるのかどうか、もうひとつ忘れてはならないチェックがありますよ。それは、腐っていないか。
さすがにドライイースト自体が悪くなってしまったら、使いようがありません。
まずは・・・
□カビが生えていたり、カビ臭くないか。
□虫が混入していないか。
□湿気ていないか。
□変色していないか。
ドライイーストは未開封で正しく保存されていれば、腐りにくいものなんです。しかし、保存場所が高温だったり湿気ていればいくら未開封でもカビやダニの発生リスクは高まります。
開封後であればなおさらです。カビやダニは、間違って体内に入ってしまえばアレルギーを起こしたりと身体に悪影響がでてしまいますので、甘く見てはいけませんよ。
発酵パワーが低下しているだけなら、ピザ生地につかうなどの活用方法がありますが、少しでも腐っている!と感じたら処分してくださいね。
未開封でも、100%腐らないという保証にはなりませんので使う前には一度チェックしてみましょう。
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ドライイーストの上手な保存方法
では、ドライイーストを保存する時はどの様な方法が正解なのでしょうか?常温?それとも、冷蔵庫なのか。そして、冷凍ってしてもいいのでしょうか?
開封前の場合、「常温」での保存が可能ですよ。ドライイーストは、もともと真空状態で売られているものがほとんどなので、そのまま常温で保存しても問題ありません。
しかし、高温多湿の場所だとダニなどのリスクが高まりますし、必ず「冷暗所」に保存するようにしましょう。
開封後の場合は、「冷蔵庫」への保存がいいでしょう。
なぜなら、開封後そのまま常温で保存してしまうと、温度によってガスが発生してしまうので大事な酵母パワーが低下してしまいます。
開封後は、タッパーやジップロックな様なしっかり密閉できるものに入れて、冷蔵庫に保尊しましょうね。
ドライイーストの冷凍保存は可能?
では、ドライイーストって冷凍保存してはいけないのでしょうか?
開封してもすぐ使う予定がない時や、大量に購入してしまった場合などできるだけ長く保存できたらと思いますよね。
もちろん、いくつかのポイントを押さえればドライイーストも冷凍保存する事ができますよ。ポイントは、3つ。
□「使う分だけ小分けにしておくこと」。
(小分けにしておくと、使いやすいし劣化のリスクも減ります。)
□「しっかり空気を抜いておくこと」。
(空気に触れると劣化の速度が速まってしまいますのでしっかり抜きます。)
□「使う時は常温にもどしてから」。
(出してすぐ使ってしまうと、冷たいので発酵パワーが弱いままに。)
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回は、ドライイーストの賞味期限切れ2年のものは使える?についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
使えるかどうかは、まだそのドライイーストに発酵させるパワーが残っているかどうか。
基本的には、半年以上経ってしまうと発酵パワーが落ちている事もあるので、しっかり発酵パワーチェックの方法を試してから使いましょう。
また、3年以上も経つとドライイースト自体が腐ってしまう可能性もあります。これは、保存方法によっては半年経っていないものでも、一度開封して腐っていないかのチェックをしてくださいね。
もしも、使えても発酵パワーが落ちている場合はピザなどの膨らまなくていいレシピに使いましょう。
保存方法についても、冷凍という方法も可能なのでぜひ、活用していただけたらと思います。今回の記事を参考に、美味しいパンなどをご家庭で作ってみてくださいね。