コオロギは冬空の下で鳴く

例えば、地球を初めて見る宇宙人に「上司」のことを説明するなら、どうやって言う?「水」の成り立ちとか、いや、前提として世界や日本についての説明からするかもね。
ページの先頭へ
トップページ >

自信を持って自転車をこぐあいつとあられ雲

蝉もおとなしくなった夏の晩。
少年は家の縁側に座り、西瓜をほおばっていた。
西瓜をかじっては種を庭に向かって吐き出していると、ときおりタネがうまく飛ばずに、自分の体に落ちる時もあった。
隣に置いた蚊取り線香の香りと、風の吹かない蒸し返す夜、そしてスイカの味。
少年はそれぞれを感じながら、明日はどんなことして遊ぼうか、と夜空を見上げた。

前のめりで大声を出すあなたと冷めた夕飯
怖い物はいっぱいあるけれど、海が一番怖い。
しかも、タヒチやハワイなんかのクリアな海ではない。
それ以上の恐怖は、駿河湾などの暗い海だ。
ついつい、水平線に囲まれている・・・という状況を想像して怖くなってしまう。
それが経験したかったら、オープンウォーターという映画が持って来いだと思う。
ダイビングで海に取り残された夫婦の、会話のみでストーリーが終盤に近づく。
どう考えても、私にとって恐ろしい内容だ。
本当に起きてもおかしくない話なので、臨場感はたっぷり伝わると思う。

悲しそうに体操する姉ちゃんと冷たい肉まん

遠くの本家に住んでいる母も孫娘として、とても一杯お手製のものを頑張ってつくって届けてくれている。
キティーちゃんがすごく好みだと言ったら、伝えたキャラクターの布で、作成してくれたが、裁縫するための布の購入価格がすごく高価で驚倒していた。
生地は横、縦、上下のキャラクターの向きがあり面倒だそうだ。
それでも、ふんだんに、作成してくれて、届けてくれた。
小さな孫はすごく愛らしいのだろう。

泣きながら熱弁する家族と擦り切れたミサンガ
花火大会の時期だけれども、しかし、住んでいる位置が、リゾート地で毎週夜に、打ち上げ花火が上がっているので、もはやあきてしまって、新鮮さも感じなくなった。
週末の夜、打ち上げ花火を打ちあげているので、クレームも多数あるらしい。
俺の、家でもドンという花火の音がやかましくて子供が怖がって泣いている。
夏に一回ならいいが、暑い時期に、毎週、だらだらと花火をあげていては、うんざりする。
早く花火が上がらなくなればいいのにと思う。

陽の見えない仏滅の日没は目を閉じて

娘とのふれあいをすると、娘はものすごく好感をもってくれる。
生後、1年までは、会社の仕事がものすごく忙しく、見ることがあまりなかったため、たまたま抱っこしても泣かれていた。
父親でありながらと哀れな胸中だったが、会社の仕事がめまぐるしいからと観念せずに、いつも、休みの日にお散歩に連れ歩くようにした、抱きしめても、お風呂でも泣かれないようになった。
今では、出勤で玄関をでるとき、自分が行くことが寂しくて泣いてくれるのが幸せだ。

雹が降った週末の夜は座ったままで
友達とお昼に待ち合わせしていた。
福岡駅のいつも通りの大きなテレビ画面の前。
そこで、少しばかり遅くなるとメールが入った。
この駅は待ち合わせスポットなので、待ち人も時間が来ると去っていく。
ウォークマンで曲を聴きながら、その光景を眺めていた。
でもあまりにもくたびれて近くの喫茶店に入って、アイスティーを飲んでいた。
しばらくして、同級生が待たせてごめんね!と言いつつきてくれた。
お昼どこに行く?と聞くと、パスタにしようとの事。
色々まわってみたけれど、いい店を探しきれなかった。

騒がしく泳ぐ家族と公園の噴水

OLとして就いていた時の大好きな先輩は、社長の娘で、誰が見てもお姫様だった。
小柄で明るくてハイテンションで、動物大好きな先輩。
動物愛護団体など設立して、そこそこ運動を行っている様子。
革の使用反対、ビーガン、動物実験取りやめ賛成。
ちょっと前に、家に行ってみたことがあった。
都心にあるマンションの最上階で、皇居が見えた。
その先輩、手入れの行き届いたきれいなシャム猫と同棲していた。

暑い日曜の日没に料理を
取り掛かったら、完結させるのに多くの時間を要するものが、世界には多くみられる。
すぐにあげられるのが、外国の言葉だろうとみている。
と思っていたが、韓国語だけは例外的で、日本の言葉と語順が一緒で、その上に日本語にない音が少ないので、取っ付きやすいらしい。
3年くらい韓国語を勉強していた友達の明日香ちゃんは、英語より割と学びやすいので飽きないよ、とのこと。
ほんの少し夢が膨らんだが、丸や縦線を組み合わせたようなハングルは記号にしか思えない。

前のめりで踊る君と月夜

「今日の夕食はカレーよ。」
少年は母親のその発言を耳にした途端、思わずニッコリ笑った。
少年は学校から帰って、ソファーに寝転がってテレビを見ているところだった。
今日は西日が暑い。
窓辺では風鈴が風に吹かれてチリリンと音を立てていた。
TVのアニメチャンネルでは、かつての懐かしいアニメを放映していた。
今日の放送は「一休さん」だった。
こんな頭の回転の速い坊主がいたら、テストは満点取るんだろうか、と少年は感心していた。
しかし、調理場からカレーのいい香りが漂ってきたとき、少年はアニメのことは思考から消えていた。

汗をたらして自転車をこぐ父さんと気の抜けたコーラ
憧れているロシアに、一回は行ければと夢を持っている。
英語の学習に飽き飽きした時、ロシア語をかじってみようかと思い立ったことがある。
けれども、立ち読みしたロシア語の文法の参考書をみて速攻であきらめた。
動詞活用形が半端なくややこしかったのと、会話の巻き舌が多数。
観光客としてスピリタスとロシア料理を堪能しに向かいたいと思う。

コンテンツ

コンテンツ

Copyright (c) 2015 コオロギは冬空の下で鳴く All rights reserved.